+ 耳 福 +

Three chords and a cloud of dust ...

カルト・ロック・ポスター集 1972-1982



う~ん、買ってよかった。
ものすごい読み応え。日本語版でよかったよ、ほんと。

単なるアートポスターコレクション自慢じゃなく、70年代という社会を分析した論文でもある。
筆者の年齢がわからないけど、すごい知識!
画集だと思ってたら、すごい文字数!
モッズが終り、グラム、パンク、ニューウエイブと10年の間にめまぐるしく変化していく様子が描かれている。

イメージを売ることを拒んだレッド・ツェッペリンに対し、ロックスターのイメージを作り上げることにこだわりを持ったグラム勢。
広告やテレビという媒体を利用し、さらにアートを取り入れていく。
その象徴ともいえるのがデヴィッド・ボウイだ。
ステージネームやメーキャップから始まって、作品ごとに自らのイメージを作り変えイコンを作り上げる。
この芸術的自己表現はポップアートからの影響が大きかった。
ポップアートを代表するアーティスト、アンディー・ウォーホールの名前ももちろん出てくる。

ただし、グラムの賞味期限は短かった。間もなくグラムの反動ともいえるパンクの時代が訪れる。
そのことにボウイもマーク・ボランもいち早く気がついていたが、時代の匂いを嗅ぎ分け、しなやかに姿を変えていったボウイに対し、ボランは自らが作り上げたロックスターの姿をあえて脱ぎ捨てないまま、まるでグラムと心中するかのようにこの世を去った。



ヴィジュアル系バンドの原型とも考えられるグラムロッカーたち。
日本のヴィジュアル系には、ほとんど興味がわかないのに、グラムに心惹かれるのはなぜか?と常々思ってきたが、この本を読み込むことでその答えのしっぽを掴めそうな気がする。



  1. 2009/01/22(木) 21:42:55|
  2. Rockな日常?
  3. | コメント:2
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コメント

いらっしゃいませ~♪

chouchouさん、ご訪問ありがとうございます。
そのうえ、リンクしていただけるなんて!

ロック好きの人は多いですけど、イギーの話ができる人はあまり出会わないので、「ボウイ館」様に出会えて、私もウレシイです。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。

後ほど、ご挨拶にうかがいますが、相互リンクさせてください。
  1. 2009/01/27(火) 22:38:23 |
  2. URL |
  3. さるる #j7wqdSEg
  4. [ 編集]

おはようございます♪

さるる様、おはようございます。

私もイギー大好きです!ロン・アシュトンの訃報も哀しいですね。イギーメインに音楽のお話を色々拝見でき嬉しいです。この素敵なサイトを「ボウイ館」にリンクさせて頂きました。

また、伺いますね。
これからも宜しくお願いいたします!
  1. 2009/01/27(火) 07:30:08 |
  2. URL |
  3. chouchou #z8Ev11P6
  4. [ 編集]

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プロフィール

正親町さるる

Author:正親町さるる
IGGY POPや1960~70年代のアメリカ・ミシガン州のROCKが大好きです。
USガレージ・パンク、ガレージ・サイケにもハマってます。
ミュージシャンやROCKをテーマにした切り絵も描いてます。

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