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Three chords and a cloud of dust ...

RAINBOW CHASER

B00LAKJPI2Rainbow Chaser
Troyes
Cicadelic Records 2014-10-21

by G-Tools

もう集めるだけ集めたと思うとこういうのが出るんだから収集がいつまでも終わらない。嬉しいけど。

1966年当時ローカルヒットした‘Rainbow Chaser’で知られるこのバンド。ガレージパンクマニアなら聴いたことのある人も多いかもしれない。それでもコンピレーション‘Glimpses’に3曲収録されただけでスゴイスゴイと大喜びした私としては、このCDの存在を知り24曲ものまとまった曲数があることに驚かされたし興奮もした。もちろんデモやバージョン違いも含まれている。先に聴いていた3曲がいい曲ばかりだったので大いに期待して聴いたところ本当に期待を裏切らない内容だった。

Battle Creekで結成された5人組の高校生バンド。
カヴァーソングからスタートした彼らだがPhalanxからリリースしたオリジナル曲‘Rainbow Chaser’が当たったことで、ヴォーカル・オルガン担当Lee Kotelesのステージママが張り切ってしまい、ママがバンドのマネージメントをすることになる。彼女は音楽ビジネスをしていた古いツテを頼りTroyesを売り込んだ。 トランペッターでありビッグバンドリーダー、俳優としても知られるRay AnthonyのSpace Recordsのバックアップを得ることに成功したTroyesはSpace Recordsから2枚のシングルをリリース。アルバムを作るべくレコーディングも行うがこちらは実現しなかった。

今回のCDはアルバム用にレコーディングされた曲とシングル曲がすべて収められているようだ。Lee Kotelesが失恋直後に書いたという‘Rainbow Chaser’を始め、ガレージパンクらしいチープで騒々しいファズギターやファーフィサオルガンの疾走系の曲が多いがムーディーなバラードもあり、各曲聴きどころ満載で退屈しない。オリジナル曲ばかりなのにハズレがないのはすばらしい。
唯一のカヴァーが‘Jezebel’。 Frankie Laineの1951年のヒット曲で現在に至るまで多くのカヴァーがある。Jezebelとは旧約聖書に出てくる王妃で異教信仰したうえ最後は悪魔になったと言われる女性。歌詞はわからないけれど、きっと悪魔的な魅力的な女性を歌った曲なのだろう。大人っぽい曲を精一杯背伸びして歌っているところがツボ。ヴォーカルの歌唱が曲によって表情が変わるところもこのバンドの魅力のひとつ。

この編集盤は当時の写真や新聞記事などビジュアル面も充実。久々のCicadelicはいい仕事をしていて大満足。

  1. 2014/08/29(金) 21:07:45|
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Author:正親町さるる
IGGY POPや1960~70年代のアメリカ・ミシガン州のROCKが大好きです。
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