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Three chords and a cloud of dust ...

1967 Detroit Riot

1967年7月23日早朝、警察が無免許飲食店の家宅捜査をした際のトラブルをきっかけにデトロイトの12th Streetで黒人による暴動が起きた。このアメリカ最大規模の暴動は5日間にわたって続き、多数の死者と怪我人、そして火災や破壊による膨大な被害を出した。
この時の人的・物質的損害はもちろんだが、デトロイトにとって何より痛手となったのはこれを機に白人のデトロイト市外への流出が加速したことである。これがデトロイトの荒廃を招くこととなった。

自動車産業の隆盛により、かつてデトロイトは活気のある都市だった。1950年代までは人口も増え続けていた。しかし繁栄の裏にあったのは格差社会であり人種問題であった。50年代から活発化した公民権運動の影響もあったのだろうが積りに積もった差別や格差への不満が爆発した形だった。
現在、デトロイトに住んでいるのは9割以上が黒人だという。ちょっとParliamentの「Chocolate City」を思い浮かべたりもするが理想と現実はまだまだ遠い。差別問題は解消されていないのだ。それはアメリカだけでなく全世界でも同じこと。

Dennis Thompsonが自身のブログでこの‘1967 Detroit Riot’について書いていたことがあったが、暴動が若者たちに与えた衝撃が如何ほどのものだったのか私にはよくわからない。ベトナム戦争に現実感がわかない人には初めての‘戦争’だったのではないかと思う。実際、内戦と言ってもいいような出来事だったのだ。
MC5の「Motor City is Burning」はJohn Lee Hookerのカヴァーで‘1967 Detroit Riot’を歌ったものだ。‘Motor City is Burning’というフレーズは暴動のイメージと同時に燃え盛るデトロイトのロック黄金期もイメージさせる。胸が熱くなるような疼くような言葉である。本当にデトロイトは燃えていたのだ。

B0052V3JCIBlues Greats: John Lee Hooker
John Lee Hooker
Universal UK 2011-07-12

by G-Tools
ベストアルバム数々あれど「Motor City is Burning」が収録されていることはまずない。これは珍しく収録されている。
B00008RV18Chocolate City
Parliament
Island / Mercury 2003-04-08

by G-Tools


  1. 2013/03/01(金) 20:40:49|
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IGGY POPや1960~70年代のアメリカ・ミシガン州のROCKが大好きです。
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