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Three chords and a cloud of dust ...

BRICK BY BRICK



歌詞を読んだ第一印象が「イギーも大人になっちゃったな」。
悪い意味じゃなく、いい意味で。

商業的に大きな成功を納めたことがなかった彼は、すべては金次第の社会をイヤというほど見て来ただろう。注目されるためならどんな無茶もやったバンド時代のことは自業自得かもしれないが、野蛮なイメージばかりが先行して音楽的に認められないことにジレンマもあったはずだ。
そんな経験の中で、彼は常に真摯に自分と向き合ってきた。
イギー・ポップという人間を探求し一歩一歩作り上げる、そんな人生を送ってきた。

それが表れているのが「BRICK BY BRICK」だという気がする。
煉瓦をひとつひとつ積み重ね家を建てるんだ、という歌。
この「家」というのは「人生」でもある。
自分の心に忠実に、そして信念を持って。自分らしくいられる場所を求めて、大切な人を守るために、彼はひとつひとつ煉瓦を積み上げていく。
一方で、自分を守る壁も欲しい、そんな気持も見え隠れ。
傷だらけの人生、落ち着ける場所があってこそ、ロックへの情熱も保ち続けることができるのだろう。


このアルバムはGuns N’Rosesのスラッシュとダフが何曲か参加してていて、イキのいい演奏を聞かせてくれる。
曲そのものは強く印象に残るものは少ないものの、イギーのソロワークの中では評価の高い作品。
歌詞はシリアスなのに、曲は意外とカラリとして健康的。
全曲でイギーがアコギを中心にギターも弾いていて、アーティストとしてグレードアップへの意欲がうかがえる。


  1. 2008/12/02(火) 22:39:32|
  2. Iggy Pop/The Stooges
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正親町さるる

Author:正親町さるる
IGGY POPや1960~70年代のアメリカ・ミシガン州のROCKが大好きです。
USガレージ・パンク、ガレージ・サイケにもハマってます。
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