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Three chords and a cloud of dust ...

SRC☆Milestones☆Traveler's Tale

B007R1PGKESrc/Milestones/Traveler's Tale (3in2)
SRC
Bgo (Beat Goes on) (UK) 2012-06-12

by G-Tools
デトロイトロック黄金期を代表するバンド・SRCの3枚のスタジオアルバムの3in2。
Disc1にSRC(1968年)、Milestones(1969年)、Disc2にTraveler's Tale(1970年)と、予想していた通りで期待していたボーナストラックはたった一曲とDisc2がボリューム不足。出来ることならばかつてCD化された幻の4thアルバムを収録して欲しかった。

前にも書いたがTraveler's TaleはリードギタリストのGary Quackenbushがバイク事故で不在の中でレコーディングされたアルバムである。
SRCというバンドは甘い声のヴォーカルと華やかなオルガン、ムーディーでポップな楽曲が特徴で、それをピリッと引き締めヘヴィでサイケデリックな味付けをしているのがGaryのギター。危惧してはいたが、GaryのいないTraveler's Taleはメリハリがなく、どの曲も彼ららしい粘り気が失われていて物足りない。ギターが弱い分オルガンが前に出すぎているのもバランスが悪いといえば悪い。看板の一つであるインスト曲もオルガン中心でつまらない。曲そのものは悪くないものの個性が薄れてしまい、その一方で新しさがあるわけでもないのだ。Capitolがセールス不振を理由に契約を打ち切ってしまうのもこれでは仕方がなかったかもしれない。Milestonesの出来がよかったから尚更だろう。この後バンドの活動に陰りが見え始める。
こうまで言ってしまうとリードギタリストだったRay Goodmanに申し訳ないが彼もやりにくかったことだろう。このアルバムでは前に購入したCDの解説よりさらに突っ込んだ内容が書かれていてGaryの離脱には他にも理由があったらしい。西海岸でのツアーが成功につながらず今後の方向性についてバンドとの食い違いが生じたというのだ。こちらの方が真相でありバイク事故というのは口実だったのではないかと思えてくる。

SRCはデトロイトロックを聴くようになってIggyとRonのバンドを除いては最初に聴いたバンドである。思い入れも強い。その後たくさんのバンドの曲を聴いたが、個性の強いバンドが多い中、他にはない唯一無二のものを持っていて、同時に聴く人を飽きさせない豊かな音楽性も持ち合わせている魅力的なバンドだ。SRCが気に入ったから他のバンドも聴いてみたいと思った。
最初にこのバンドに出会って本当によかった。

  1. 2012/07/10(火) 17:57:13|
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  3. | コメント:0
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Author:正親町さるる
IGGY POPや1960~70年代のアメリカ・ミシガン州のROCKが大好きです。
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