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Three chords and a cloud of dust ...

SWEET




T.Rexは好きなわりにグラムロック自体はほとんど聴いてない中にあって、大好きなイギリスのバンド・SWEET。
グラムロック・バンドというのが一般的な認識だと思われるのでカテゴリは別にしたけど、なかなかハードロックしてる。
アイドル扱いされ実力が正しく評価されなかったと言われているが、多くのHR/HMアーティストがカバーをするような名曲を数多く生んでいる。




外部ライターによるポップな曲とギンギラギン衣裳やメイク、ポップアイドル路線で売り出され、人気を物にした彼ら。
自分たちで曲を作り、ヘヴィサウンドに路線変更しても人気は衰えず、名曲を世に送り出していく。
曲調がヘヴィ寄りになったとはいえ、シンセサイザーを多用しポップセンスあふれる音楽性は健在で華やかだ。
どの曲も丁寧に作り込まれているが、イギリス的なヘンなひねりもなく親しみやすい。

YouTubeを見るとドラムプレイが女の子みたいで「アレッ、やっぱりアイドルなのかな」と思ってしまうが、この時代他のグラムロッカーの演奏を見てもどこか骨細感がある。
アンディのギタープレイもあまりカッコイイとはいえない。
だけどアルバムを聴くとスピード感もハードさもあり、演奏力はある。
ヴォーカルに絡む高音のキンキンしたハーモニーもいい。
ブライアン・コノリーは少しハスキーな声と多彩な表現力を持ち、なかなかおもしろいヴォーカリスト。
「ACTION」の吐き捨てるような歌い方が特に好きだ。
コノリーの歌は好きだが、彼が脱退してから出たアルバムにけっこう好みの曲があったりする。
ただ、アンディのヴォーカルは可もなく不可もない分、物足りないのも確か。
この後人気が落ちたことを思うと、音楽的にもヴィジュアル的にもコノリーは必要な人材だったろうし、音楽性に迷いが生じていたのかもしれない。

この4人、ヴィジュアルはコノリー意外は本当にアイドルなの?と聞き返したくなる。
美形のコノリー自体いつも顔をしかめて歌うイメージしかなくて、笑った顔にお目にかかったことがない。
ギラギラ衣裳をやめようが、メイクを落とそうが、ひげを生やそうが、髪型が変わらなかったのもナゾ。
特にコノリーは脱退しても内巻ヘアを堅持。
こだわりなのか、アイドル性を捨てきれなかったのか、ちょっと不良っぽい男たちと甘さのあるポップな音楽の取り合わせが女の子が黄色い声を上げたポイントなのだろう。
さきほど書いたコノリー脱退後の曲ではより脱アイドル化が進んでいる。

ここで紹介しているベストアルバムはハズレがない。
ファンの人が見るときっと洩れもあるだろうけど、入門編にはもってこい。
輸入版で歌詞がいっさい無いことが残念な点ではある。
YouTubeではライブ映像が多数あるので、70年代のグラムのきらびやかでキッチュな雰囲気が味わえる。
  1. 2008/11/18(火) 21:21:57|
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Author:正親町さるる
IGGY POPや1960~70年代のアメリカ・ミシガン州のROCKが大好きです。
USガレージ・パンク、ガレージ・サイケにもハマってます。
ミュージシャンやROCKをテーマにした切り絵も描いてます。

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