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Three chords and a cloud of dust ...

BUMP2

B005GVA1HK2
Bump
Shadoks Music 2011-10-11

by G-Tools
10月まで待てずにAmazon以外のショップで購入。あるところにはある。SHADOKSから8月にリリースされているのに10月まで販売できないんじゃダメでしょ。発売日が延期される可能性高いわけだし。
なにはともあれ、幻のアルバムが世に出たことは喜ばしい。Bump愛、再燃中。

なにが幻かというと、1970年にPioneerから1stアルバム「Bump」をリリースし、翌71年に同じくPioneerからリリース予定だったが結局出さず仕舞いだった2ndアルバムがこれなのである。ジャケットのアートワークもオリジナルのものだというから本当にリリース直前でポシャッたのだろう。
前はバンドのプロフィールを書いていなかったので改めて。デトロイトで1969年に結成したサイケデリック・ポップ・ロック・バンド。プログレやアートロック的なアプローチもしている。オルガンのPaul Lupienとリード・ヴォーカル兼ベースのGeorge Runyanは元々同じバンドメンバーで、新しいバンドを結成するにあたって残りのパートを求めてオーディションをした。そこでやってきたのがハイスクール時代からバンドで組んでいたJerome Charles Greenberg(ドラム)とAlan Goldman(ギター)だった。
Gear Fab盤ではメンバーの写真がたった1枚きりで誰が誰なのかわからなかった。Paulだけは蝶ネクタイをした姿がいかにもオルガンを弾きそうに見えたし、後にAlanも誰かわかった。残る二人はたぶんどちらがどちらと勝手にあたりをつけていたところ、今回のSHADOKS盤は写真が何枚かありメンバーの紹介文的なものがついている(かなり支離滅裂な内容ではある)おかげで判明。私の予想通りだった。写真のメンバーは気取りのない笑顔で気のいいにいちゃんたちに見える。
メインライターだったPaulは2009年に亡くなっているようだ。

このSHADOKS盤はGear Fab盤の1stアルバムに比べて音が良い。1曲目がGear Fab盤のボーナストラックで聴き慣れた「Wiston Built the Bridge」なのでそれが良くわかる。前から聴こえてはいたけれど‘タンバリンがこんなに効いてたんだなー’とちょっぴり感動。シングルヴァージョンとアルバムヴァージョンの違いがあるため曲の入りが少しだけ違う。ドラムはむしろ引っ込み気味に聴こえるか。
2曲目の「Such Pretty Scenery」はいかにもこのバンドらしい大仰なくらいドラマチックな曲で、キレのあるファズギターがこれでもかこれでもかと走り回りオルガンが盛り上げる。3曲目以降はポップな曲が続きオルガンが豊かに歌う。
全体的に曲の展開がなめらかになりギターはハードになりヴォーカルはどちらかといえば暑苦しくなり、相変わらずいい曲ばかりで聴けば聴くほどに味わいの増すいいバンドだ。ちょっぴりフレンドリーさを加えた感のある2ndに比べ1stは依存症になりそうなくらいの中毒性がある。あのどこかヘンテコなのに美しい曲の数々とあまりに真っ直ぐなヴォーカルの歌声は今も感動を覚える。
やっぱりBumpはクセになる。

  1. 2011/09/12(月) 22:17:03|
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Author:正親町さるる
IGGY POPや1960~70年代のアメリカ・ミシガン州のROCKが大好きです。
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