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Three chords and a cloud of dust ...

Through the Eyes of Love

B000000EF2Through the Eyes of Love
Frost
Vanguard Records 1995-07-25

by G-Tools
Frostの3rdアルバムにしてラスト・アルバム。1970年リリース。

これを最初聴いた時、曲はいいのにグッと来るものがないなーと感じてその後しばらく聴いていなかったのを久しぶりに聴いてみた。やはりFrostの他のアルバムやシングル曲に比べて全体的に盛り上がりに欠ける。

Vanguard Recordsはやる気がなかったようにと感じるというのは前にも書いたが、1stアルバムからとにかく音が軽くて損をしている。2ndではライブ録音の曲が含まれることもあって少しこの問題が解消され迫力のある演奏を聴くことができるのだが、3rdでは逆戻りどころか一番音がショボい。とてもデトロイトで人気だったバンドの音とは思えない。

Dick Wagner以外のメンバーが次第に力をつけてきてWagner色が薄くなっているのもグッと来ない原因かもしれない。リード・ヴォーカルと作曲でメンバーが存在感を見せる前の1stが一番好きなのはあくまで私の好みの問題だ。Wagner先生のクサメロとポップさが私は大好きだ。メンバーのDonとGordyの好みはもっとブルージーな曲のようだ。誰が作ろうと曲がいいのはさすがFrostで、あらためて聴くと各曲の完成度は高く聴き応えはある。

Dick Wagnerがギターヒーローになりそびれたのは他者への‘サポート力’という資質によるのかもしれない。裏方の才能があるのだ。彼の才能は関わったアルバムの多くがゴールドディスクやプラチナディスクを獲得していることからもわかる。一方でAlice Cooperのツアーでのギターソロでは、こんなにギターの巧い人だったのかと感心し熱い演奏に感動した。裏方に徹している場合でも内に秘めているものは力強く熱いはずだ。70歳近い今でも他のアーティストへの曲提供にプロデュース、さらには自分の新作も発表と活発な活動を見せる。ものすごいエネルギーだ。

  1. 2011/07/12(火) 21:24:14|
  2. Detroit/Michigan
  3. | コメント:0
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Author:正親町さるる
IGGY POPや1960~70年代のアメリカ・ミシガン州のROCKが大好きです。
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