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Three chords and a cloud of dust ...

THE MUSIC MACHINE


Turn On: Best of

The SonicsやNuggetsと出会って2年経ったものの、未だそこから発展してお気に入りになったバンドというのは実はなかったりする。
どうしてもミシガン州のバンド収集に熱が入ってしまうのと、聴き比べて強く惹かれるのはやはりミシガンのバンドの曲なのだ。
Nuggetsそのものがなんだか物足りないというのもある。
身びいきと思われてもしかたない。
完成度ではNuggets収録のバンドに劣るとしてもIndexやJujusは魅力的だし何と言っても曲がいい。
ミシガンのバンドは他にもBossmen、Unrelated Segmentsのようにやるせないような情熱と哀愁を漂わせる名曲を生み出しているバンドがいる。
基本的に暗いのか?土地柄なのかもしれない。
Stoogesだって明るくはない。はっきり言えば暗い。

前置きが長くなったが、ガレージ・サイケの知識がある程度ついた今ではNuggets収録のバンドが定番中の定番ばかり(Nuggetsに入っているから後に定番になったとも言える)だとよくわかる。
Music Machineももちろん定番のひとつ。
ただしこのバンドはNuggets4枚組BOXの2枚目に登場する。
そのためオリジナル・ナゲッツで満足してボックスを買っていない私は聴くのが遅くなった。
聴いたみたらもちろん悪くない。
悪いはずがない。ザクザクとしていて意外に硬派で男っぽい。
全体的に明るくない。メロウとも違う。そういうところが好みだ。
「Cherry Cherry」だけが明るくて浮いているかも。
「Taxman」もよく名カヴァーだと言われているけれど私は違和感がある。
これだけBonniwellが歌ってないでしょ。
オリジナル曲がオリジナリティがあってインパクトのある曲揃いで、その中になじみつつアクセントになっている「See See Rider」「Hey Joe」はかなりいい。
「96 Tears」は元歌が個性的過ぎてオリジナリティが出し切れていない中途半端さは否めないものの大健闘&好きな曲なので聴くたびに口元がゆるんでしまう。
とはいうものの、最近アクの強い曲ばかり聴いていたのでものすごく真っ当に普通に聴こえる。
満腹だけどもっと食べたい、とはならない。


ガレージ・バンドを掘っている人は多くの人がそうだろうけれど、いい録音環境でレコーディングしたとか、プロダクションがしっかりしているとか、演奏がうまいだとかは必ずしも魅力にならない。
ガレージ独特のザラザラした感触や若造から漏れ出す青い色気、揃いのスーツで大人ぶってすごく頑張っちゃっているところとか、そんなヤツらが体当たりで胸に飛び込んで来る。
俺たち格好イイんじゃね?と思いながらやってたんだろうな、おバカだなーと思いつつ愛しい。
バカになりきっているバンドほど魅力的だ。

  1. 2011/06/28(火) 20:11:37|
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正親町さるる

Author:正親町さるる
IGGY POPや1960~70年代のアメリカ・ミシガン州のROCKが大好きです。
USガレージ・パンク、ガレージ・サイケにもハマってます。
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