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Three chords and a cloud of dust ...

THE AMBOY DUKES

B0000085E7Amboy Dukes
Amboy Dukes
Repertoire 2011-03-29

by G-Tools
手に入りにくかったThe Amboy Dukesの1stアルバムが近頃また再発された。ギターを手に立つだけでその存在感を見せ付け、演奏すれば他に類を見ない個性を発揮するTed Nugentというギタリストを中心としたバンドにしては強烈な曲が少ないのも確かで、ベストアルバムを持っている私としてはそれで充分ではあった。それでも基本的にデビューアルバムは揃えることにしているのでこの機会に入手した。

オリジナルは1967年にMainstreamからモノラルとステレオの2ヴァージョンで出された。
聴いてみるとさすがはデトロイト黄金期の作品。聴き応えがある。デビューシングルでありNuggetsにも収録されている「Baby Please Don't Go」から幕を開けるのだが、この1曲目がアルバム内で一番インパクトを感じる。Ted Nugentのギターが縦横無尽に駆け巡り、他のパートもテンションの高い演奏を繰り広げる。
この後もR&Bをベースにした軽妙な曲を中心に進んでいくのだが、このバンドを凡百のガレージバンドとは一線を画すものにしているのはやはり全編に渡ってヴォーカル以上に歌いまくるTedのギターだろう。1967年のアメリカでこれだけギターが前面に出たバンドもそうそういなかったのではないか。それにメンバー全員うまい(ヴォーカルはちょっと単調だけど)。ガレージバンドとしてはハイレベル。
曲作りはTedともう一人のギタリストSteve Farmerが中心だったようだ。このアルバムではカヴァー曲がいくつかあるが次作の「Journey to the Center of the Mind」ではすべてオリジナル。2人の共作・単独作あるがSteve単独の曲の方が多い。

全体的に時代的な古さは感じなくはないものの、海外ではSRCとともにMC5やStoogesと並び称される。Tedのギターは本当にカッコいいし、もっと日本でも聴いて欲しいバンドである。
2009年にはDetroit Music Awardsの舞台でオリジナルメンバーが再結成した。Ted Nugent、ヴォーカルのJohn Drake、Steve Farmer、Andy Solomon(2nd期のオルガン)、Rick Lober(1st期のオルガン)、Bill White(1st期のベース)、ドラムはDetroit WheelsのJohnny"Bee"Bandanjekだったのか?
http://www.youtube.com/watch%3Fv%3DSjkW-JrX5Vo
このおじいちゃんたちも元気だ。John Drakeが袖にレースがひらひらしたあのロングジャケットを着ていることに感動。

ちなみにStoogesは今年のコンピレーション・リイシュー部門でノミネートされたが部門賞は逃した。

  1. 2011/05/05(木) 21:25:37|
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IGGY POPや1960~70年代のアメリカ・ミシガン州のROCKが大好きです。
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