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Three chords and a cloud of dust ...

LOST VENUEについて

私がこの時代のロック・カルチャーに惹かれる理由のひとつにライブ会場がある。

60年代半ばから急激に増加したロック・バンドのライブに対応すべく、それまで主な会場だったクラブに加え使われていない施設が利用されるようになった。映画館やダンスホールだ。
こうした施設の中には1920年代や1930年代に建設されたものが少なくなく、ダンスホールらしい華やかな照明や装飾などには当時流行だったアールデコのデザインが施されていたり、ルネッサンス様式がとられていたりと、クラシカルで美しい建築が見られる。保存がよければ日本でいうところの都道府県の重要文化財クラスの建物ばかりだ。
このブログによく登場するデトロイトのGrande Ballroomも名前の通り昔はボールルームダンス、いわゆる社交ダンスのホールだった。廃墟と化した現在も天井や柱に装飾の跡が見られ往時の美しさを想像させる。古い建築と廃墟も趣味の一つである私としてはもう堪らない。
v-grande1
1920~1940年代にアメリカ全土にダンスホールが造られたという。映画もかつては人気の娯楽だった。こうした娯楽の斜陽にともない必要とされなくなった古いホールで新しい文化であるロックが演奏され、夜毎若者達の熱情が発散されたのである。
そこにはドラッグや反体制・反社会的な香りも漂い、なんとも刺激的で前衛的かつ退廃的なイメージが湧いてくる。さらにはホールという大きなハコを確保したことでキャパシティも増大し、おそらくボールルームやシアターは防音も少しはよかっただろう。そこで繰り広げられたであろう狂乱を思うとワクワクしてしまう。

今後、少しずつそうした建築物について書いていけたらと思う。

  1. 2011/04/25(月) 21:13:33|
  2. Detroit/Michigan
  3. | コメント:0
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正親町さるる

Author:正親町さるる
IGGY POPや1960~70年代のアメリカ・ミシガン州のROCKが大好きです。
USガレージ・パンク、ガレージ・サイケにもハマってます。
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