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Three chords and a cloud of dust ...

WAZOO

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Wazoo
World in Sound 2008-07-01

by G-Tools
‘Wazoo’というとFrank Zappaが思い浮かぶが、ドイツのWorld In SoundリイシューのこのWazooはデトロイト出身のサイケデリック・ロック・バンドでオリジナルは1970年作。ただし、ジャケットデザインはZappa作品も手がけたJohn williamsによるもの。ポップでカラフルなジャケットをよく見ると写っているのはオッサンばかり。このオッサン達が普通じゃない。

実験的というか前衛的というか変態的というか、とにかく摩訶不思議でへんてこりんな曲ばかり。50年代60年代のポップやソウルを通過してきた男たちの、サイケデリックという時代に対する1つの答えがここにある。
歌もうまいし演奏もうまい。緻密で隙の無い構成もさることながら迫力がすごいのだ。これが即興でできたものだとしたらもっとすごい。エレクトリックを駆使して出来た音は何が飛び出すかわからない。そこにごく自然に絡んでくるサックス。ノイジーとはまた違う、クリアでありながらフリーキーな音の洪水。
おっかなびっくりドキドキしながら聴いて行くと最初の方こそ美しさを感じる曲があるものの、次第に不気味さを増していく。こわい。スキャット風の曲がさらにこわい。ゆる~いガレージサウンドに浸かりきった脳天に刺激的な音がこれでもかこれでもかと突き刺さる。最後の曲がまったりしてるんだか不穏なんだかよくわからない曲で狐につままれたような気分になってしまうところがまたなんとも。

ここのところRed CrayolaやSimply Saucerといったちょっと変わった曲をやるバンドを好んで聴いていたが、Wazooのインパクトは絶大。アルバムを作っただけのバンドなのか他に活動をしていたのかナゾだらけ。とにかくデトロイトのロックシーンにあっては異色のバンド。

  1. 2011/04/16(土) 21:26:36|
  2. Detroit/Michigan
  3. | コメント:0
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Author:正親町さるる
IGGY POPや1960~70年代のアメリカ・ミシガン州のROCKが大好きです。
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