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Three chords and a cloud of dust ...

EARTHEN VESSEL

B00000ILV1Hard Rock: Everlasting Life
Earthen Vessel
Gear Fab Records 1999-05-14

by G-Tools
ここ最近デトロイトがらみで見つけたCDが気がついたらどれもGearFabというアメリカのレーベルのものだった。Julius Victor、Bump、そしてこのEarthen Vessel。マイナーなバンドばかりだが、このレーベルはそういうバンドを掘り起こしてリイシューしているようだ。レーベルサイトでは‘1965-72年のサイケ・ガレージ&ロックサウンドの合法的・公認のリイシュー’つまりブートではないときちんと断り書きされている。どのCDも社長?の前書きが必ずありデータもしっかり収められていて、さらに価格も低めの設定であり、好感の持てるレーベルだ。

Earthen Vesselはミシガン州LansingでゴスペルカルテットのテノールだったLeon Mortonによって集められた。The Rare Ones名で結成、間もなくEarthen Vesselに改名した。中西部のクリスチャン・ロック・バンドの中ではメジャーだったようだ。‘Earthen Vessel’というバンド名は聖書から引用されているということで訳を調べたところ「土の(陶器の)器」だった。ジャケ裏が壺の絵なのがナゾだったのだが一応納得。聖書の「土の器」については読んでみたがよく理解できないので省略。
この「Hard Rock:Everlasting Life」は1971年にリリースされた。

音楽性としてはキリスト教原理とサイケデリック・ミュージックを合わせたもの。たしかに歌詞は時折「Jesus!」と聴こえるし「Let Jesus Bring You Back」なんてまんまの題名の曲もあったりとキリストの教えを歌詞に取り入れる一方で、ファズとワウ効果抜群のゆがんだギターといい、なかなか太い音を出すリズム隊といい、音は全体的にヘヴィ目である。
メイン・ヴォーカリストが女性で、この方の声が一曲目早々男性?女性?と迷うくらいパンチが効いていてかっこいい。男性ヴォーカルとの掛け合い、コーラスも聴き応えがあり、ゴスペル調の曲・ブルージーな曲では女性の上手さが際立つ。

当時クリスチャン・ロックがポピュラーになった背景にはブロードウェイ・ミュージカル「ジーザス・クライスト・スーパースター」の成功があった。多くの教会はこうした音楽を容認せず、そのことがEarthen Vesselが長続きしなかった理由にもなったようだ。

  1. 2010/11/04(木) 21:14:46|
  2. Detroit/Michigan
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