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Three chords and a cloud of dust ...

NOAH

noah
Bob Seger度の低さにアレッ?と思う1枚。

1969年にリリースされたThe Bob Seger Systemの2ndアルバム「Noah」。ジャケ裏に‘1stアルバムはトリオだった。このアルバムでは5人になった’みたいなことが書いてある通り、「Ramblin' Gamblin' Man」では一曲だけ参加していたオルガン担当が正式メンバーになり、さらにはシンガーソングライターのTom Nemeが加わっている。

このTom Neme、リードヴォーカル・リードギター・リズムギターそして作曲とみごとにBobと役割がかぶる。ボートラ4曲をのぞく10曲はBobが書き歌う「Noah」で始まり「Death Row」で終わるのだが、トータルではTomが作った曲の方が多く、Bobが歌う曲よりも他の人が歌う曲の方が多い。
Wikiによれば当時契約していたCapitolの意向でこういう形になったようなのだが、もちろんBobの望むところではなかった。Bobは長年リイシューを許可しなかったため正式にCD化されることもなかった。たしかにこのアルバムジャケットでこの中身はないだろ、と思う。

Tomは歌もうまいしポップ感覚のある聴きやすい曲を書いているものの当然のことながら‘Bob Segerのファンキーさとは違うよね’という感じ。Bobの渋い歌声に一度ハマると何とも物足りなく。
さんざんTomの曲と歌を聴いた最後に「Ramblin' Gamblin' Man」制作時のセッションから持ち越されたという「Death Row」を聴くとキターッ!と血が沸き立つ。このアルバムの中では異質といってもいい曲だが、ヘヴィでサイケでBobの激しいシャウトも聴けて大満足。とにかくテンションが高くてドキドキする。

翌年リリースされた「Mongrel」にはTomの姿はなく再びBob中心の形に戻ることになる。
「Noah」とはなんだったのかと思ってしまうが、この時代はまだ契約バンドの意思を尊重するようなレーベルはほとんどなかったのだろう。Bob Segerはこれで消えることなくキャリアを積み重ねていき、現在誰もがこの作品を聴くことができるわけである。

  1. 2010/10/29(金) 23:50:41|
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