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Three chords and a cloud of dust ...

ALICE COOPER

B000002KDTKiller
Alice Cooper
Warner Bros / Wea 1990-10-17

by G-Tools
ロックを聴き始めた当初Alice Cooperも聴いてみた。そして「この人の曲はもう聴くことはないな」と思っていたのである。
ところがところが、いつも参考にしている海外のデトロイト・エリアのバンドを紹介するサイトはどこもAlice Cooperを取り上げているではないか。Alice CooperことVincent Furnierはデトロイト生まれだが、子供の頃に家族でテキサス州に引っ越してしまいバンド活動もテキサスで始めたのだ。プロになってからの活動拠点も当初は西海岸だったが、1971年にデトロイトへ移り72年までデトロイトを拠点としていた。
この「Killer」は彼ら(当時はまだ'Alice Cooper'というバンドだった)の4枚目のスタジオアルバムで、ちょうどデトロイトを拠点に活動していた時期にリリースされ同名のツアーも行なわれた。あまりアルバムの内容は理解し切ってないのだが一種のコンセプトアルバムでありストーリー的な流れのあるアルバムのようだ。ツアーはAlice Cooperのイメージを決定付けるものとなった。ギロチン、首吊り、Aliceは棺に押し込まれ、切り刻まれた赤ちゃん人形は血を流す。目の周りを黒く塗った独特のメイクと首にまかれたニシキヘビ。

ただ、一見過激なステージアクションやイメージも、アルバムを見たり聴いたりする範囲ではユーモアを感じたり、むしろコミカルな印象すら受ける。1971年当時アルバムに首吊りAliceのカレンダーが付いていた。このCDにもしっかり72年のカレンダーが印刷されていて笑ってしまうのだが、遊び心というか茶目っ気というか残酷さを和らげる軽さがあるのだ。メンバーのショットも飾り気が全然なくてお笑い芸人みたい(笑)よくシアトリカルと表現される強烈なステージに対して音楽は意外にキャッチーで大衆的なのだ。演奏も歌も上手くはないがしっかりとした音楽性も多様性もある。そこに目新しさと刺激が加わったのだから人気も出るわけだ。
私は単に好みではない、というだけ。音楽的にはデトロイトのバンドとはやはり違うと思う。

MC5やStoogesとも当然同じステージに立っていたわけで同じコンサート・ポスターに名前を見つけたりするが、Grande Ballroomでの共演をまだ見つけたことがない。Alice CooperはEastown Thearerの方が出演が多かったようだ。

デトロイトを離れてから作られたアルバムにはDick Wagnerがギターで参加。74年からソロ活動になるAliceにとって曲作りやツアーにも欠かせない存在となる。Wagner先生のセンスがどう生かされているかと思うとソロも気になるところだが、まずはAlice Cooperのデトロイト時代を押さえたというところでAlice Cooperはとりあえずお終い。

  1. 2010/04/04(日) 23:01:03|
  2. Detroit/Michigan
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