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Three chords and a cloud of dust ...

TED NUGENT

B0012GMZ9KLoaded for Bear: Best of Ted Nugent & Amboy Dukes
Ted Nugent & Amboy Dukes
Sbme Special Mkts. 1999-06-22

by G-Tools
デトロイト・ロックを代表するバンド、The Amboy DukesはTed Nugentという超個性的なギタリストを中心に1965年頃から10年に渡って活躍した。メンバーを目まぐるしく変え、1969年にはバンド名をTed Nugent & The Amboy Dukesとあらためた。その頃はヴォーカルもテッドがとっていた。1975年からTedはソロへ。

このベスト・アルバムは、まだThe Amboy Dukes名で活動していた初期3枚のアルバムからの選曲のようだ。一番のヒット作となった「Journey To The Center Of The Mind」から幕を開け、デビューシングルの「Baby Please Don't Go」と続く。この曲はNuggetsにも収録されているが、オリジナルはJoe Williams' Washboard Blues Singersの1935年リリースのブルースで、その後数多くのアーティストがカヴァーし、ブルースやロックのスタンダードナンバーとなっている。Nuggetsを聴くと、たとえAmboy Dukesを知らなかったとしても、このバンドのギタリストがガレージ・バンドとしてはズバ抜けた実力を持ち、デビュー時からギターに重点を置いた曲構成になっていることがよくわかる。
ベストアルバムを聴く分には1st・2ndの曲はなかなかいいが3rdは微妙。凝ってはいるが明るさがなく抜けがよくないように感じる。

‘象さんパオーン’
これがTedのギターの音を聴いた最初の感想がコレ。
そして、動画を初めて見たときはフルアコを弾いている姿が衝撃的だった。


ted tooth
昔からテッドの存在は知っていた。なぜなら↑のジャケットを見たことがあったから。この写真がコワすぎて、ぜったいこの人の音楽は聴くことはないだろうと思っていた。上半身裸でロンモジャなヘアスタイルが定番。これでもか、これでもかとワイルドさを強調しているイメージで断然嫌いなタイプ。これを書いている今でさえ、真剣に記事を書いているのが不思議なくらい。

60年代の「Journey To The Center Of The Mind」の動画を見るとTedはすでにロンモジャだった。(上記のベスト・アルバムには貴重?な短髪&爽やかなテッドを見ることができる)形のきれいなスーツなぞ着て、ギターを胸に抱くかのように高い位置で弾いている。なぜかカッコイイというよりアヤしさの方が先に立つ。ヴォーカルのJohn Drakeの衣裳は衿や袖がヒラヒラでジャケットはぴかぴかで演歌歌手みたい。決してケナしてるのではない。彼らが演奏してる姿を見てるとなんだかとってもハッピーな気分になるのだ。
なんといっても曲が最高。疾走感と浮遊感が同居していて気持が高揚する。初期の特徴であるサイケな空気やブルース色は健在ながら、歯切れのいいTedのギターのためか混沌度が低く颯爽かつハード。後期のハードロック路線より、初期のサイケ&ブルース期の方が私は好み。

Tedのソロの曲を70年代を中心に聴くと色物的なイメージとは違って意外に正統的でストレートなロックを感じる。何曲か聴いたが、Tedの強烈な個性のわりに曲は印象が薄い。ファッションや動きは相変わらずアヤしさ満点。
そしてTedといえばフルアコ。愛機はGibsonのByrdland。前述の‘パオーン’な音はフィードバックによる音だと思う。フルアコはあまり聴くことがなく馴染みは薄いが柔かい音でけっこう好き。中が空洞な分ハウリングしやすく音の歪みは小さいが音量はあるらしい。今はソリッド(レスポール?)も使用。

ノンドラッグのロック・アーティストと言われていて、私生活も含め変人というか個性的なことは間違いないようで、アメリカでは「Motor City Madman」、日本では愛を込めて「野獣」と呼ばれている。「GONZO!」というアルバムタイトルからゴンゾーとか権三と呼ばれてるのには笑った。趣味(?)が狩りでライブや衣装に趣味を持ち込んでいることでも有名。
日本ではあまり人気がない人だけどアメリカではハードロックの大御所として確固たる地位を確立している。

  1. 2009/05/07(木) 22:06:41|
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Author:正親町さるる
IGGY POPや1960~70年代のアメリカ・ミシガン州のROCKが大好きです。
USガレージ・パンク、ガレージ・サイケにもハマってます。
ミュージシャンやROCKをテーマにした切り絵も描いてます。

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