+ 耳 福 +

Three chords and a cloud of dust ...

THE KEGGS

どこでその存在を知ったのか覚えてないが、Keggsは‘これぞガレージ・パンク’というバンドである。歌も演奏もどうしようもなくヘタクソで、そのヘタクソゆえに衝動性が生々しく伝わってくる。けだるいヴォーカルと合間合間のスクリームがたまらんし、ギターリフなんて実はよく出来てると思う。
剥き出しの過激さと素人らしい素朴さを併せ持ったバンド。

そのKeggsがデトロイトのバンドであることに最近まで気がつかなかった。1967年にシングルを1枚出したっきりだが、その2曲「To Find Out/Girl」はBack From The Graveに収録されている。
Keggsのように一発屋にもなれなかったバンドを世に知らしめたBack From The Graveの功績は大きい。



  1. 2012/01/31(火) 23:10:46|
  2. Detroit/Michigan
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Highs in the Mid-Sixties

ミシガン・ガレージのコンピレーションもいいところ探し尽くした感がある。そんな中でアナログなうえに再プレスされていないとかで、そもそも入手が難しく最初から諦めていた存在がこのHighs in the Mid-Sixtiesシリーズ。Pebblesと同じAIP Recordsから出されPebblesの姉妹編として知られるこのシリーズはアメリカの州ごとに23枚のLPが1983年から1985年にかけてリリースされた。ミシガンは3枚ある。
もちろん私は持っていない。当初の発売から30年近くも経っているがぜひCD化して欲しいもののひとつ。

highs5
Side 1
1. The Mussies - 12 O'Clock, July
2. The Roadrunners - Roadrunner Baby
3. The Unknown - Shake A Tail Feather
4. The Bossmen - I'm Ready
5. Underdogs - Surprise, Surprise
6. The Run-A-Rounds - I Couldn't Care Less
7. The Boss Five - You Cheat Too Much
8. The Rationals - Turn On
Side 2
1. The Quest's - Shadows In The Night
2. Peter & The Prophets - Don't Need Your Lovin'
3. The Jammers - You're Gonna Love Me Too
4. Undecided - I Never Forgot Her
5. The Rationals - Little Girls Cry
6. Legends - I'll Come Again
7. The 4 Of Us - Baby Blue
8. The Blues Company - Experiment In Color

highs6
Side 1
1. The Yorkshires - And You're Mine
2. Underdogs - Friday At The Hideout
3. Jimmy Gilbert - Believe What I Say
4. Jimmy Gilbert - So Together We'll Live
5. The 4 Of Us - I'll Feel A Whole Lot Better
6. The Masters Of Stonehouse - If You Treat Me Bad Again
7. Renegades V - Wine Wine Wine
8. The Bossmen - Fever Of Love
Side 2
1. The Blues Company - Love Machine
2. The Blokes - All American Girl
3. Underdogs - Don't Pretend
4. The Chosen Few - It Just Don't Rhyme
5. The Bed Of Roses - Hate
6. The Jimmy Boyer & The Chocolate Pickles - Hey You
7. The Pleasure Seekers - Never Thought You'd Leave Me
8. The Blues Company - She's Gone

highs19
Side 1
1. The Tempests - Look Away
2. The Saharas - This Mornin'
3. The Decisions - Tears, Tears
4. The Royal Shandels - Be Careful With Your Carful
5. The JuJus - I'm Really Sorry
6. The French Church - Without Crying
7. Oxford 5 - Gloria
Side 2
1. The Iguanas - Again And Again
2. The Beaubiens - Times Passed
3. The Bells Of Rhymny - She'll Be Back
4. The Chessmen - You Can't Catch Me
5. The French Church - Slapneck 1943
6. The Assortment - Bless Our Hippy Home
7. The Orange Wedge - From The Womb To The Tomb

全体的にパンクなセレクトになっている。The Blues Company(またはThe Blues Co.)は特に好きなバンドで、ここでは3曲も入っている。リーダーでヴォーカルとギター担当だったTim Wardの上手いんだか上手くないんだかよくわからないのに不思議と色気を感じるヴォーカルと、ドラッギーな空気満載の飛んでる曲がたまらない。Tim Wardは後にソロアルバムも出しているというがこれは見つけていない。
Vol.6に収録のThe Blokes「All American Girl」とVol.19のThe Bells of Rhymny「She'll be Back」の2曲はDick Wagnerが曲作りに関わっていたようだ。

  1. 2012/01/27(金) 15:56:56|
  2. Detroit/Michigan
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THE DEBUTANTES

B001SZ28Q0Destroy That Boy!:More Girls With Guitars
V.A.
ACE 2009-03-23

by G-Tools
The Debutantesはデトロイトのガールズ・バンドで1964年から1969年にかけて活動した。リーダーだったと思われるJan McClellan(g、v)以外のメンバーは何度か交代している。
この「Destroy That Boy More Girls With Guitars」は2009年に出た比較的新しい編集盤。アメリカ・イギリス、さらにはオーストラリアのガールズ・バンドを集めたもので、The Debutantesは「Shake A Tail Feather」が収録されている。ジャケット写真もThe Debutantesである。1966年あたりと思われるがどの時期のものかハッキリとはわからない。
正直なところ「Shake A Tail Feather」はピンと来ず、YouTubeで聴くことのできる「A New Love Today」の方が好み。活動期間はわりと長かったし海外ツアーもやったほどのバンドなのだから、もっと音源があっても良さそうなものだが意外と出て来ていない。
debutantes
  1. 2012/01/26(木) 23:13:40|
  2. Detroit/Michigan
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MICHIGAN MIXTURE VOLUMES 1&2

B006GZCBWIMICHIGAN MIXTURE VOL.1 & 2
V.A.
PARTICLES 2012-01-18

by G-Tools
1990年にアメリカのClinging Hysteriaからリリースされた2枚のLPをCD化。2枚組。
diskunionでは‘決してヘヴィ・サイケっぽくなく’‘あくまで「ガレージ・パンク」の範疇にとどまる’セレクトと言っているが、個人的な第一印象は他のコンピレーションに比べるとヘヴィ・サイケだなぁというものだった。日頃ガレージ・パンクばかり好んで聴いているのでヘヴィ・サイケ的な音は印象に特に残るのかもしれない。ハードロックに近い曲すらある。
全体的に感じるのがミシガンといえばStooges、MC5というイメージを裏切らないヘヴィでパンクな凶暴性と‘ファズ爆弾’と言いたくなるくらいのファズの嵐。66年世代より曲は少し長くなり、短くてもギターソロがあったり印象的なリフがあったり曲の展開に工夫があったりと凝った曲作りがされていておもしろい。
サイケは好きだけどガレージ・パンクはちょっと・・・という人でも聴ける曲が集まっていると思う。さらに、このコンピレーションでしか聴けないと思われるバンドがいくつか入っているのも特筆すべき点。Pitche Blende、Popcorn Blizzard、She Devils、Clinging Hysteria、Geydaは結構レアなのでは。各バンドのプロフィールや音源であるシングルレコードがしっかり紹介されているところも好印象。オススメはThe Glass SunのSilence Of The Morning。これは本当にカッコいい。

Vol.1
1. The Up - Just Like An Aborigine
2. Sweet Cherry - Eight Day Blues
3. Pitche Blende - My World Has Stopped
4. The Glass Sun - Silence Of The Morning
5. Dick Rabbit - You Come On Like A Train
6. Popcorn Blizzard - Once Upon A Time
7. Sweet Cherry - Funny Things Floating
8. The She Devils - Red The Signpost
9. Renaissance Fair - In Wyrd
10. The Orange Wedge - From The Womb To The Tomb
11. Up - Hassan I Sabbah
12. Dick Rabbit - Take Me To L.A.
13. Pitche Blende - Stop
14. Popcorn Blizzard - Hello
15. The Glass Sun - Stick Over Me

Vol.2
1. Clinging Hysteria - The In Sound
2. Dick Rabbit - Trip
3. 9th Street Market - I'm A Baby
4. Ruby - The Painter
5. Cambridge - I'm Coming Back
6. B.C. & The Cavemen - As Long As I'm Around
7. The Chevron's V - I Lost You Today
8. Ruby - Confusion
9. The Herd - Things Won't Change
10. The Soulbenders - House Of The Rising Sun
11. Bottle Company - Lives For No One
12. Dick Rabbit - Love
13. 9th Street Market - You're Gone
14. Cambridge - Lonely Lisa
15. The Rainy Days - I Can Only Give You Everything
16. Geyda - Third Side

  1. 2012/01/23(月) 15:39:03|
  2. Detroit/Michigan
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はたして完成か!?

ひさしぶりにロック・ポスター絵師であるCarl Lundgrenのサイトをのぞいたらスケジュールのページにこんな言葉を見つけた。

FILM PREMIER
LOUDER than LOVE
Thursday April 5th
at the DETROIT INSTITUTE of ARTS


これって映画が完成したってこと???
完成したとしてもDVD化するかわからないし、ましてや日本語版なんて作られるはずもないけれど、ちょっと期待してしまう。


  1. 2012/01/22(日) 22:08:22|
  2. Detroit/Michigan
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新潟とJAZZ

新潟は知るヒトぞ知るジャズの町である。
進駐軍の関係とか、港町だから、とか理由はいろいろあるらしいのだけど、ジャズの演奏のある喫茶店やライブハウスが多い。
何かイベントがあるたびにストリートライブが催されたりもする。
それでも時代の変化に伴ってそうした場所が少なくなっていく危機感から「新潟ジャズストリート」なるものが生まれたのだと思う。

1月と7月の年2回開かれるこのイベント。
新潟市中心部の30前後の会場でそれぞれ一日に数回のライブがあり、客はフリーパスチケットを手に各会場を周る。
この1月は今日が開催当日だった。
仕事帰りのバスの中で、見知らぬ者同士ライブのタイムスケジュールが縁で話に花が咲いている2人組を見かけた。
私はジャズは門外漢なのだが、聞くともなしにお二人の会話を聞いていて新潟にマイルス・デイビスが来たという話には驚いた。
公演後、機嫌よく古町で呑んでいったとか。
91年に亡くなっているというから、けっこう昔の話だな。
調べてみると新潟は地方都市にしては珍しくジャズの大物が多数公演をしているらしい。

近年は「マンガの町」的な町おこしを画策しているけれど、どうせならマンガとジャズの二本立てにすればいいのにと私なんかは思う。
若い人ばかりでなく、いろんな年代の人が集まる町になった方がいい。

  1. 2012/01/21(土) 22:18:59|
  2. Rockな日常?
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THE RATIONALS

B005LOIB8IRationals
Rationals
Big Beat UK 2011-11-08

by G-Tools
The Rationalsのスタジオアルバムのリイシュー。オリジナルはコレクターズ・アイテム、CDはブートのみという状況の中、初のオフィシャル・リイシューとのことである。私もそうだが、これを首を長くして待っていた人も多いと思う。
「Think Rational !」、「A-Square(of course)」をリリースしたイギリスのAce Recordsの仕事。オリジナルは1970年Crewe Recordsからリリースされた。

1963年にAnn Arborで結成。メンバーは、リードギターとヴォーカルのSteve Correll、ヴォーカルとギター、その他楽器もこなすScott Morgan、ベースのTerry Trabandt、ドラムのBill Figgの4人。他のバンド同様、The Rationalsも最初はカヴァー曲でデビューしたがオリジナルも早くから作り、その後もオリジナルとカヴァーのバランスがとてもいいところが魅力のひとつ。
初期は曲作りの中心はScott Morganのように見える。このアルバムではオリジナル曲はメンバー全員の名前がクレジットされていて、それぞれが全力を尽くした渾身のアルバムだったのだろう。聴いてみるとSteve Correllの気迫が特にすごい。彼はリード・ギターの他に3曲でリード・ヴォーカルをとっており、歌も演奏も弾けてどこかに飛んで行きそうな勢いだ。すっかりガレージパンクらしさは薄れ、ソウルやブルース系の大人っぽい曲が並ぶ。ガレージパンクのファンの多くは10代の少女たちで、The Rationalsも女の子の黄色い声援を浴びていたわけだが、彼らだっていつまでもティーンではない。アイドル路線からの脱皮と、音楽性のさらなる追及を図っていたことが感じられるが、どこか肩に力が入りすぎているような気がするのは私だけだろうか。バラードですらスリリングに感じるのはそんなところに原因があるのでは。

おもしろいと思ったのは「Ha-Ha」が「Think Rational !」に収録されていたものとかなりアレンジが違うこと。実験的と言ってもいいような凝った構成やエフェクト処理になっている。聴きどころはボーナストラックでスタジオ・ライブ・テイクの「Wang Dang Doodle」。モノラル好きの私としては「Guitar Army」のシングルヴァージョンもうれしい。

このアルバムをリリースして程なくThe Rationalsは解散する。アルバムのセールスは芳しくなく、最後の方はマネージメントや金銭に関するトラブルに巻き込まれていたようだ。Scottには他のバンドへの引き抜き話もあったがThe Rationalsでの活動にこだわってその話を断ったとの話もある。ScottとTerryは翌年Guardian Angelを結成し、シングルを1枚出している。90年代に再結成も果たしたが、昨年Terry Trabandtが亡くなったことで今後4人での再結成がなくなったことを思うと残念でしかたない。

  1. 2012/01/18(水) 17:18:56|
  2. Detroit/Michigan
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The Cherry Slush / The Sheffields

2131sma
The Cherry Slushを聴くことのできるCDというと、この「2131 South Michigan Avenue」しか今のところ見つけていない。このコンピレーション、題名を見て「ミシガン州のコンピレーションか!?」とうっかり購入ボタンを押してしまいそうになるが落ち着いてよくよく見てみると副題にある‘U.S.A. and Destination Records’というのはシカゴのレーベルだということがわかる。どうやらレーベルのあった通りの名前らしい。
ただし、シカゴは地図で見る限りアメリカという大きな国土からするとミシガン州西部からはかなり近い。ミシガン州東部のバンドがニューヨークに向かいやすいのと同様に西部のバンドがシカゴに向かうというのは当然のことなのかもしれない。このコンピレーションにはThe Cherry SlushとThe Sheffieldsのミシガン出身2バンドが収録されている。

The Cherry Slushの収録曲はDick Wagner作の「I Cannot Stop You」と「Gotta Take It Easy」(ともにU.S.A. Records)。The Cherry Slushの曲はこのレーベルのイメージとは違うように私は思う。よりラフでワイルド。過剰な編曲はない方がいい。ミシガンでレコーディングしたという音源はどこかに埋もれているのだろうか。
The Sheffieldsはミシガン州Holland出身で、ここではDestination Recordsの「Do You Still Love Me」が収録されている。このバンドはFentonでもシングル・リリースしていて、どちらも爽やかで健康的な青春ソング。メンバーの一人が作曲していたようだ。

シカゴのガレージ・バンドに関する予備知識はほとんどなく、知っているバンドといえばThe Shadows Of KnightとThe Buckinghams、The Flockくらい。そのThe BuckinghamsとThe Flockがこのコンピレーションに入っている。全体的にレトロ・ポップで、いい意味でまとまりのある曲が多い印象。バランスのとれたコーラスのバンドばかり。最初に聴いた時には‘きらびやかだなぁ’と感じたが、堅実なプロダクションのレーベルである。
リイシュー・レーベルはSUNDAZEDで、音といいデジパックのデザインといい、さすがはいい仕事ぶり。2009年リリースと新しいので入手しやすい。

Disk1
1. The Lost Agency - One Girl Man
2. The Shady Daze - I'll Make You Pay
3. Oscar Hamod & The Majestics - Got To Have Your Lovin'
4. The Foggy Notions - Take Me Back And Hold Me
5. Lord & The Flies - Echoes
6. The Messengers - Midnight Hour
7. Ronnie Ross & The Good Guys - If You Ever Go
8. Oscar Hamod & The Majestics - Soul Finger
9. The Jokers - I'll Never Let You Go
10. The Sheffields - Do You Still Love Me
11. The Great Society - I'm The One For You
12. The Cryan' Shames - Ben Franklin's Almanac
13. The Foggy Notions - Need A Little Lovin'
14. Oscar & The Majestics - I Can't Explain
15. The Buckinghams - Don't Want To Cry
16. The Boyz - Come With Me
17. The Cryan' Shames - You're Gonna Lose That Girl
18. The Cherry Slush - I Cannot Stop You
19. The Lost Agency - Time To Dream
20. The Buckinghams - Rowe Jukebox Promo

Disk2
1. The Counts - Stop Cheating On Me
2. Trafalgar Square - Til The End Of The Day
3. The Boyz - Hard Time All Over
4. Lord & The Flies - You Made A Fool Of Me
5. The Ricochettes - I Don't Want You
6. The Messengers - Hard Hard Year
7. Oscar Hamod & The Majestics - No Chance Baby
8. The Jokers - What'cha Gonna' Do
9. Gary & The Knight Lites - I Don't Need Your Help
10. The Flock - Are You The Kind
11. The Daughters Of Eve - Help Me Boy
12. The Buckinghams - I'm A Man
13. Oscar Hamod & The Majestics - My Girl Is Waiting
14. Michael & The Messengers - Life (Don't Mean Nothin')
15. Park Avenue Playground - The Trip
16. Park Avenue Playground - I Know
17. The Cherry Slush - Gotta Take It Easy
18. The Flock - What Would You Do If The Sun Died
19. The Lost Agency - Time To Dream
20. The Daughters Of Eve - Radio Spot

The Five BucksというAnn Arbor出身のバンドもU.S.A. Recordsから「Breath Of Time /Without Love」(1967年)をリリースしているが、このコンピレーションには収録されていない。

  1. 2012/01/17(火) 23:37:48|
  2. Detroit/Michigan
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Dick Wagnerの仕事

Dick Wagnerは優れたギタリストであり作曲家であり音楽プロデューサーである。1970年代から現在に至るまで有名アーティストのアルバムに参加し、その多くがゴールドティスクやプラチナディスクを獲得している。

このブログで書いてきた通り、彼の音楽キャリアは60年代のミシガン州から始まる。アイオワ州生まれの彼の来歴はわからないがミシガン州Saginaw地方で暮らしていたようだ。デトロイトエリアでガレージバンドThe Bossmen、続くThe Frostはローカルながら人気バンドとなり、彼の音楽に影響を受けたバンドも多かった。
My First Band」という海外サイトがある。バンド経験者が自らの初バンドを紹介するサイトで、Personnel、Influences、Setlist Sample、Best Gig、Gig from Hell!(笑)というように項目がいくつか決まっている。ミシガン州のバンドは現在85バンドも登録されていて60年代に結成されたバンドばかりではなく70年代に結成されたバンドもある。その中で‘Influences’の項目にDick Wagnerを挙げるバンドが多いのだ。もちろん一番多いのはBeatlesであり、Rolling Stones、Kinks、Yardbirds,Cream、Jimi Hendrixといった名前も複数挙がる。ミシガン勢ではMitch Ryder、Amboy Dukes、70年代のバンドではMC5、Stoogesの名前を挙げるところもある。Dick Wagnerが曲を提供しているバンドは「とにかくDick Wagnerが一番!」という雰囲気がありありでおもしろい。
そんなDick Wagnerが曲提供、プロデュースしているバンドをいくつか。

[Dick Wagnerの仕事]の続きを読む
  1. 2012/01/14(土) 16:54:48|
  2. Detroit/Michigan
  3. | コメント:0

SWAMP RATS


Disco Still Sucks

スチール・シティ、スチール・タウンと呼ばれるペンシルベニア州ピッツバーグの暴れん坊The Swamp Ratsの数少ないシングルやデモ音源を集めた編集盤。
1966年のモーター・シティでさえこれほど危険なバンドがいただろうか?
いや、いなかっただろう。

このバンドを最初に聴いたのは「Louie Louie」のコンピレーション「Love That Louie」だった。
オリジナルのRichard BerryでもなくThe WailersでもThe Kinksでもなく、ましてやThe Kingsmenであろうはずもない、The Sonicsへのリスペクトに満ちたカヴァーであるところが素晴らしくもあり、彼らの個性でもある。

「Psycho」のカヴァーのイカレた凶暴性はあまりに有名。
この曲のためにヴォーカルのBob Hockoがスクリーム・モンスターと呼ばれることもあるようだが、この編集盤を聴く分には必ずしもそうではない。
Bob Hockoは甘く歌うこともできる表情豊かな技量を持っている。
それに「Louie Louie」はオリジナルメンバーであるDave Ganon、Dick Newton、Don schrinerの3人だけで録音しておりヴォーカルはDick Newtonが担当しているが、この曲でも血管の切れそうな叫びを聴くことができる。
個人的にお気に入りの「Hey Joe」ではDon schrinerがヴォーカルをとり、演奏と歌のブッ飛び方がハンパない。
「It's Not Easy」も「No Friend Of Mine」もパンキッシュで格好よく、曲によっては演奏はヘヴィだし、とにかくこのバンドはカヴァーが秀逸。
オリジナルの2曲はBob Hocko作曲でひとつは軽めの曲だが、「Hey Freak」という曲がその名の通りフリーキーでなかなかの出来。

隠しトラックがあって、これに度肝を抜かれる。
フォーキーな展開の後に突如混沌とした世界がやってきて頭も身体も混乱する。
実際私は初めて聴いた時に少々気持悪くなった。
これもBob Hockoの作った曲なのだろうか。
パンキッシュな顔とはまた違ったバンドの一面ではある。

  1. 2012/01/01(日) 18:01:15|
  2. Garage/Psychedelic
  3. | コメント:2

プロフィール

正親町さるる

Author:正親町さるる
IGGY POPや1960~70年代のアメリカ・ミシガン州のROCKが大好きです。
USガレージ・パンク、ガレージ・サイケにもハマってます。
ミュージシャンやROCKをテーマにした切り絵も描いてます。

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