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Three chords and a cloud of dust ...

DETROIT ROCK'N'ROLL 1966-1970

前々から思っていたことだが、デトロイト・ロックの決定盤的コンピレーションというものが存在しないことが不思議でならない。こんなアルバムがあったらいいのになーという願望を元に私なりの基準で選んでみた。

まずは、Grande Ballroom全盛期であること。この時期がいわゆるデトロイト・ロック黄金期だと思うから。
Grande常連を中心に同時期に活動したバンドで最低限外せないと思われるものを。
さらに曲目はシングル中心にした。やはりシングルが当時一番聴かれた曲であるはず。
好きな曲も好きなバンドもまだまだあるが、ここは誰が聴いても入門編になるアルバムとしてセレクトした。

1. Bob Seger & The Last Heard - East Side Story
2. ? & The Mysterians - 96 Tears
3. Mitch Ryder & The Detroit Wheels
- Devil With A Blue Dress On/Good Golly Miss Molly
4. The Woolies - Who Do You Love
5. The Rationals - Feelin' Lost
6. The Southbound Freeway - Psychedelic Used Car Lot Blues
7. The Unrelated Segments - Story Of My Life
8. The Thyme - Somehow
9. Dick Wagner & The Frost - Sunshine
10. The Rationals - Respect
11. Früt Of The Loom - One Hand In The Darkness
12. MC5 - Looking At You
13. SRC - Black Sheep
14. The Amboy Dukes - Journey To The Center Of The Mind
15. The Bob Seger System - Ramblin' Gamblin' Man
16. The Stooges - 1969
17. Grand Funk Railroad - Are You Ready
18. The Frost - Mystery Man
19. SRC - Checkmate
20. The Amboy Dukes - Migration
21. MC5 - Kick Out The Jams
22. Brownsville Station - Ramble
23. Frijid Pink - House Of The Rising Sun
24. Savage Grace - All Along The Watchtower
25. The Third Power - Persecution
26. The Up - Just Like An Aborigine
27. The Stooges - 1970

以上、66年、67年が多いのは個人的な嗜好も入っているとは思うが、この頃もデトロイトらしい猥雑さと同時にまだまだ夢や希望があった時代だった。
この顔ぶれの中では今も現役の人たちが多いのがスゴイところ。当時はローカルな人気にとどまったものの、その後ある程度の成功を収めた人が多いのだ。

  1. 2011/12/27(火) 17:45:20|
  2. Detroit/Michigan
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オジー降臨

「オジー降臨」が東京で公開中ということを今日知った。
そんな映画が作られていたこと自体知らんかった。

新潟では2月25日からシネ・ウインドで上映だとか。
「極悪レミー」ほど見たいとは思わないな。(とは言うもののレミーも未だに見ていない)


ロック関係の映画は毎年のように公開されているけれど、「Louder than Love」は結局完成しなさそう。
その後進展がないまま今年も終わる。
  1. 2011/12/23(金) 23:28:48|
  2. Rockな日常?
  3. | コメント:0

DETROIT RUINS 3 : EASTOWN THEATER

et1
Eastown TheaterはHarper Avenueに位置し、その名の通り建築当初は映画館だった。V.J.Waierの設計で、1930年(1931年?)オープン。2,500席と規模が大きく、スペイン・イタリア・バロックなどを折衷したルネッサンス・リバイバル様式の優美な装飾が随所に見られる重厚な建築物だった。
et2
映画館は1967年にクローズ。2年後の69年から73年にかけてロック・コンサートの会場となった。MC5、The Stoogesを始めとするデトロイト・エリアのバンドはもちろんのこと、全米各地のバンドやB. B. King、Albert King、Savoy Brownといったブルースの大物も出演。Rod Stewart & The Faces、King Crimson、The Kinks、Black Sabbath、Wishbone Ash、Elton JohnなどなどUK勢も多数出演した。Alice Cooper、Savage Grace、Head Over HeelsなどGrande Ballroomの方では見かけないバンドもこちらでは常連だったようだ。

実質的に稼働していたのは1971年まで。75年にはジャズのコンサート会場に使われたが長くは続かず、80年代はアダルト映画の映画館となった。その映画館も84年にはクローズし、その後は90年代半ばまでアーティスト集団の根城になったり、映画上映やコンサート会場としてちらほらと使用されてはいたようだが、そのうち完全に使用されなくなった。
2004年に売りに出されたものの買い手はつかず廃墟状態に。2010年には二度に渡り出火し、建物の半分以上が焼け崩れ見るも無残な姿になってしまった。周囲は建物らしい建物もない閑散としたエリアであり、ひと気はなさそうなところを見ると放火だろうか。火事についての情報を見るとアパートメント棟とビジネス棟があった様子。

1596299401Lost Detroit: Stories Behind Motor City's Majestic Ruins
Dan Austin Sean Doerr
History Press 2010-07-16

by G-Tools
このデトロイトの廃墟について書かれた本の表紙がEastown Theater。撮影当時より近年はさらに荒廃が進んでいた。

  1. 2011/12/22(木) 17:35:26|
  2. Detroit/Michigan
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Popcorn Blizzard

mmvol1mmvol2
ガレージパンク・ディスクガイドで見つけて以来欲しかった「Michigan Mixture Vol1&2」。これがどこにも売っていない。もともとは80年代末あたりにリリースされたLPだったのだが、今年5月にPast&PresentがCD化していたものの既に廃盤とのこと。こうなったら中古がどこかから出てくるのを待つしかないと諦めかけた矢先、来月また販売されるとわかって一安心。この機会を逃さず手に入れたい。
「Michigan Mixture Vol1&2」の収録リストをwebで探してみるとThe Upが一番手、他にもSweet CherryやPopcorn Blizzardなど知った名前があるが、The Glass Sun、Renaissance Fair、She Devils など知らない名前のバンドの方が多い。前から気になっていたThe Rainy Daysが楽しみ。

Popcorn Blizzardはミシガン出身バンドではないが、あのMeat Loafがいたバンドとして知られている。
西海岸でキャリアをスタートしバンド名も最初はMeat Loaf Soulという名前だった。さらにバンド名をPopcorn BlizzardからFloating Circusに変えた。Meat Loafが俳優活動をするために脱退するとその後はバンドは長くは続かなかったようだ。メンバーに元The BossmenのドラマーだったPete Woodmanがいて、その縁あってベースのRick Bozzoは後にThe Frostの最後のベーシストとなった。相変わらず広いんだか狭いんだかよくわからないミシガン人脈・・・
Rick Bozzoはその後も着実にロック・ベーシストとしてのキャリアを重ねており、Meat Loafとの日々やその後の活動については彼のオフィシャル・サイトに詳しく書かれている。Popcorn Blizzardには美人の女性メンバーもいて彼女がヴォーカルなのかと思ったらキーボード担当で、ヴォーカルはMeat Loaf。ちと残念。
それにしてもMeat Loafとは自虐的なステージネームなことよ。

新「Michigan Mixture Vol1&2」のジャケットはこれと思われる。
michiganmixture
まさしくミクスチャー。Vol1と2が混ざり合っている。

  1. 2011/12/20(火) 18:00:51|
  2. Detroit/Michigan
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HAPPY BIRTHDAY TO TED !

気まぐれにTed Nugentのオフィシャルをのぞいたら偶然にも今日がお誕生日だった。
おめでとうございます。

63歳かぁ。
Iggyと1つしか違わないのにやっぱり肌艶が全然違う。若い。
アンチ・ドラッグ、アンチ・アルコールは伊達じゃない。


  1. 2011/12/13(火) 22:42:13|
  2. Detroit/Michigan
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滅多に聴かないもの

60年代のミシガン州出身バンドやミュージシャンは手当たり次第聴いている。ミシガン・ロックに駄作なし。その多くは愛着のある作品なのだが、中には嗜好と合わないものもある。個人的な好みで表に出さないのもかわいそうなのでせめて顔見世だけでも。

B0028X6KY2Ode to Quetzalcoatl
Dave Bixby
Guerssen Records 2009-06-23

by G-Tools
「キング・オブ・ダウナー・フォーク」と呼ばれるDave Bixbyの1969年の自主制作盤「Ode To Quetzalcoatl」。若かりし頃はガレージバンドで活動し、その後フォーク・ミュージックへ。ドラッグで精神を破壊されたというし1曲目から「Drug Song」なんて曲名で、どんだけドロドロした世界が待っているのかと恐る恐る聴いてみると意外や意外、美しい曲の数々。だけど何だか胸が苦しくなってしまう。重い。
Dave Bixbyの信仰や人生が複雑に絡み合っているからなのか。
現在ヴィヴィド・サウンドから限定生産の紙ジャケ仕様盤も発売中。邦題は「ケツァルコアトルに寄せるオード 」。

lostn
Lost Nationの「Paradise Lost」。オリジナルは1970年リリースのプログレ・ハード。
このジャケットにまず引いてしまったのだが、さらにオルガンがうるさくて苦手。オルガンがうるさくても平気なバンドも多いのに何故だろう。楽曲・演奏共にクオリティは高く、プログレ好きから評価も高い作品ではある。
そして、このバンドについて個人的にビックリだったのはメンバー5人のうち3人がThe Unrelated Segmentsのメンバーだったこと。ヴォーカルのRon Stults、ギターのGraig Webb、ドラムのRon Fullerである。Graig WebbとRon Fullerは全盛期のメンバーではなかったしGraig Webbは在籍期間はバンド解散の直前の短期間だったようだ。意識して聴いてみればヴォーカルの声は同じにも聴こえるが言われてみないとわからない。オルガン担当のLarry Webbはこのアルバムをリリースした前だが後だかよくわからないがFrijid Pinkに在籍、Graig Webbも71年あたりにFrijid Pinkのメンバーだった。その当時のFrijid Pinkのヴォーカルが元The Tidal WavesのJon Wearingだったというからおもしろい。
すでにFrijid Pink初期からのメンバーはドラムのRick Steversただ一人になっていた頃で、初期とはまるで違う音楽性になっていたのも納得である。私は最初の2作しか聴いていないので残り3作品はどの時期のメンバーで作られたのかわからないが、こういう事実を知ると少しは興味も湧く。

B0013E13SAエリー・ポップ(紙ジャケット仕様)
エリー・ポップ
Pヴァイン・レコード 2008-04-18

by G-Tools
Ellie Popの1968年作品。どの情報を見ても「ビートルズからの影響」が書かれているが確かにそんな感じのポップ・ロック。というよりそれ以上の日本語の情報がない。英語の情報も限られている。ギターのBill LongはThe Tidal Wavesのメンバーだったこともあり、シングル「Farmer John」のレコーディング・メンバーだったことがライナーノーツに書かれている。
曲作りはメンバーの中心人物Dunn兄弟がすべて行なっていたようだ。サイケ色は薄くコーラスに力が注がれていて全体的に爽やかで緩やか。パンキッシュな要素は皆無だがSRC、Frost、MC5、Stooges、Third Powerらと同時期に活動し同じステージに上がっていた。
オリジナル・レコードはAmboy Dukesと同じMainstreamからリリースしていた。

B000008KJOMongrel
Bob Seger System
Capitol 1993-01-26

by G-Tools
Bob Seger Systemの3rd「Mongrel」。1970年。
前作「Noah」で溜まったうっぷんを晴らすかのようにBob Seger節全開の1枚。プロデューサーに気心の知れたPunch Andrewsを迎え、曲作りの主導権も取り戻し、ようやくやりたいことができたのだろう。(Punch AndrewsはHideout時代以前、Bobとは同じバンドメンバーだった)ファンからは評価の高い作品のようだが、個人的にはこういった‘アメリカン・ロック’は苦手な方。

今回あらためて聴き返してみると、どれも決して悪くない。
そのうち好みも変わるかもしれないし時々は聴いていこうと思う。

  1. 2011/12/13(火) 17:39:53|
  2. Detroit/Michigan
  3. | コメント:0

ECHOES IN TIME - Volume1&2

eit
1997年にアメリカのSolor Recordsがリリースしたガレージ・サイケのコンピレーション。1983年にLPで出ていたものをCD化したもの。カナダを含む北米バンドが25曲収録。アシッド感の強い曲が多い印象。アシッド・フォーク的なものからパンクなものも(パンク度低し)。
その中でミシガン州が6曲と目立つ。おまけに通好みのセレクトになっている。

まず、Blue Scepterの「Gypsy Eyes」。
これはSRCが72年にバンド名を変え再起を賭けてRare Earthから出したシングルからの曲。

The Iguanasの「Mona」。
ご存知Iggy Popが最初に組んだバンドの唯一のシングル曲でBo Diddleyのカヴァー。ちなみに片面はIggy作曲の「Again & Again」。

Früt of the Loomの「One Hand In The Darkness」。
残念ながらこのコンピレーションはバンド名が間違って‘Fruit’となっている。

Grand RapidsのバンドThe Fredricの「Five O'Clock」。

同じくGrand Rapids出身The Soulbendersの「Hey Joe」。

そしてSRCの「Badazz Shuffle」。
SRC名義最後のシングルからのインスト・ナンバー。彼らのインストはどれも個性的でクオリティーも高く、この曲も隠れた名曲なのは間違いない。

The Soulbendersは他のコンピレーションで知っていたけれど、今聴くことのできる3曲を聴くといいバンドである。ポップさとハードさのバランスがいい。ローカル・シーンで人気のあるバンドだったらしい。CDが販売されていたようだが入手できず。

1. The Human Expression - Optical Sound
2. West Coast Branch - Spoonful
3. The United Travel Service - Wind And Stone
4. The Deep - Trip #76
5. The Skunks - The Journey
6. Fapardokly - Gone To Pot/No Retreat
7. Unfolding - Play Your Game
8. Mother Tucker's Yellow Duck - Somebody Think
9. The Raves - Mother Nature
10. Jerry & The Others - Don't Cry To Me
11. Ferguson Tractor - 12 O'clock High
12. The Lemon Pipers - Quiet Please
13. Blue Scepter - Gypsy Eyes
14. The Outcasts - Set Me Free
15. Nova Local - Games
16. The Iguanas - Mona
17. The King-Beezz - Gloria
18. The Avengers - Reflection
19. British North American Act - Don't Run Away
20. Mijal & White - I've Been You
21. The Crystal Rain - You And Me
22. Früt Of The Loom - One Hand In The Darkness
23. The Fredric - Five O'clock Traffic
24. The Soulbenders - Hey Joe
25. SRC - Badazz Shuffle
  1. 2011/12/06(火) 22:16:54|
  2. Detroit/Michigan
  3. | コメント:0

プロフィール

正親町さるる

Author:正親町さるる
IGGY POPや1960~70年代のアメリカ・ミシガン州のROCKが大好きです。
USガレージ・パンク、ガレージ・サイケにもハマってます。
ミュージシャンやROCKをテーマにした切り絵も描いてます。

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