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Three chords and a cloud of dust ...

The Sonics



最近のお気に入りは、ガレージ・ロック、プロト・パンク、サイケデリック・ロックなどと言われる60年代半ばから70年代にかけてのロック・バンド。
80年代以降のロックを好む人が聴いたら、さぞ古臭い曲と音に聴こえるだろう。
コード進行も楽器もシンプル、もちろん音はよくないが、それも味のうち。
この時代のロックは、ロックの持つ初期衝動がストレートに表れているという表現をされるが、確かに50年代に生まれたと言われるロックの少年期と言ってもいい時代である。
ガレージ・ロックの多くが荒削りで洗練されておらず、勢いでグイグイ前に進んでいるような調子だが、その勢いが爽快なのは、ロックがまさに若者の音楽だったからだろう。

The Sonicsはガレージ・ロック・バンドの中では、基本中の基本、スタンダードと言っていいだろう。
The Sonicsを聴けばガレージ・ロックがどんなものかわかる、という人もいるくらい。
このバンド、評価が高いだけのことはあって、歌も演奏もなかなかのもの。
おまけにアレンジ力がある。
ロックの創始者と言われるリトル・リチャードやチャック・ベリーの名曲も彼らにかかるとラフさとワイルドさが倍増し、一方でキーボードやサックスが効果的で音に華やかさと厚みもある。

そして何といってもオリジナル曲がカッコイイ。
基本的にノリの良さが信条で、ヴォーカルのシャウトが聴けば聴くほど気持よくなってくる。
ギブソンの最初のファズ・ボックスを使ったり、アンプに細工をしたりしてギターの音を歪ませたというあたりにこだわりも見える。
ラフな音でありながら隙がない。完成度が高いのだ。
オリジナルはどれを聴いてもテンションが上がる。
「騒音王」と呼ばれただけあって原盤の音が大きかったのか、CDを最初に聴いた時思ったより音が大きくてびっくりした。

1965年リリース。


  1. 2009/03/30(月) 23:02:14|
  2. Garage/Psychedelic
  3. | コメント:0

大人の時間



あ、このギターの音は・・・
思わず足が止まった。

CDショップで流れていたジェフ・ベックのDVD。
一足先に発売されたCDも話題になったが、このDVDはファンには待ち遠しいものだっただろう。
アリーナではなく、ジャズ・クラブで演奏され、音楽の楽しみ方を知っている大人が集まっている雰囲気。大人の時間、大人の空間だ。
程よいリラックス感と、ジャムの心地よい緊張感が漂って、みんないい笑顔。
ロバート・プラントが目を細めているシーンに私もニンマリ。
ジェフも楽しそうだ。

テクニックのことはわからない私も、ジェフの流麗な手の動きのアップにうっとり。
賛否両論ある女性ベーシストの実力の程もよくわからないけど、可もなく不可もなく感じる。
若くてかわいい分、場を華やかにする存在でもある。
ドラムはなかなかいい。
要は物凄い実力者がいなくてもバランスが取れてて、気持のいい音の空間を生み出せるメンバーならいいんじゃないのかな。
私は音だけ聴いていると気持よくなって眠ってしまうことがあるのでDVDの方がいいなぁ。




  1. 2009/03/26(木) 22:06:43|
  2. その他Rock
  3. | コメント:0

The Cranberries

クランベリーズ

ヴォーカルの人。名前、わからん。
ヘアスタイルがベリーショートのイメージだけど、元にした写真は女らしさ3割増くらい?いや5割?
つか、似てね~。
ゆうべ、いじればいじるほど似なくなる地獄を味わって、もう諦めた。
一番最初が一番似てた。そんなもんだ。
今回は手抜きして、主な線を全部トレース。
当たり前だけど楽チンだ。
ドレスの柄のペイズリーが描けなかったから、代わりにぐるぐる。
お花って雰囲気でもないよね。

来月はイギーさんの誕生月なので‘イギたん月間’だ~♪


The Cranberriesはよく知らないけど「zombie」はすごく好き。
これは名作でしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=HJEySrDerj0

この人の歌唱法ってアイルランドの伝統的な歌唱法だって、どこかで読んだことある。
日本の民謡みたいなものだって。




  1. 2009/03/26(木) 17:02:49|
  2. Illustration・Paper Cut Art・切り絵
  3. | コメント:2

この人誰?

以前、The Stoogesの画像を検索して見つけた写真。
イギーがモデルみたいに美しく観賞用に保存しておいたはいいが、その後見るたびに一緒に写っている人物が誰なのかわからず首を傾げていた。

それが本日ようやく解明!
今までどこから写真をいただいたのかわからなかったけれど、写真を投稿している海外ブログを見つけ出した。
そのブログがこちら

モノクロ写真2枚のうち、上の写真。
裸のオカマっぽい人は誰!?と思っていたが、これについては最近判明。
NEW ORDERのジャケットを見てJimmy Reccaだと気がついた。
ということは、ロンとウイリアムスンのツインギター時代だ。

わからなかったのが下の写真。
この写真、イギーも美しいが、アシュトン兄弟のなんともカッコイイこと!!
それにしても左の2人は誰!?
読むと、一番左がZeke Zettner、その隣がBill Cheetamとある。
2人はロード・クルーで、どっちがギター担当で、どっちがベース担当だったか確信がないと書かれている。


後日、再度この写真について記事が投稿されている。
前の記事の後で指摘があったり調べたりしたのだろう。
一番左がBill Cheetam(※)、その隣がZeke Zettnerと訂正され、彼らはローディーで1970年後半数ヶ月の短期間だけそれぞれギターとベースに昇格していた。その後ジェイムス・ウイリアムスンとジミー・レッカに交替したとある。
実力の程はわからないが、二人とも体格も面構えも悪くない。
カメラマンはPeter Hujarという人だと思われる。
この人の他の写真を見ると当時としてはアヴァンギャルドで非常に魅力を感じる。



※他のサイトではBilly Cheathamの名で、1970年8月、6ステージだけベースを担当したとある。
Wikiをあらためて読むとちゃんとその経緯も書かれている。
やはり英語だからと億劫がらずに読まねば。




[この人誰?]の続きを読む
  1. 2009/03/23(月) 22:40:26|
  2. Iggy Pop/The Stooges
  3. | コメント:0

1960年代

キック・アウト・ザ・ジャムズMC5 / キック・アウト・ザ・ジャムズ [DVD]
MC5というバンドは、時代やアメリカという超大国の恥部を背負っているところが非常に興味深い。MC5がバンド活動をしていた時期のアメリカがどんな社会情勢だったのか、ヒッピー文化花盛りの西海岸に対して東部でどんなことが起きていたのか。バンドの師父とも言えるJohn Sinclairというのはどういう人物なのか。興味は尽きず、夜毎ネット徘徊することとなる。

1960年代。
まだこの世に生を受けていなかった私には時代の空気を想像することは難しい。ただ、怒りの感情が個や内に向かう現代の若者と違い、この時代の若者たちの怒りは外へ向かっていたように感じる。社会を変えよう、社会に訴えようという変革意識があった。
この時代、世界でどんなことが起きていたかをアメリカを中心に年代順に書いてみる。
○1959年
キューバ革命
○1960年12月
南ベトナム解放民族戦線結成
○1961年1月
ジョン・F・ケネディがアメリカ大統領に就任
副大統領にベトナム視察を命ずる
○同年11月
アメリカがベトナムにヘリコプター部隊と軍事顧問団を派遣
○1961年8月
冷戦時代の象徴であるドイツ・ベルリンの壁の建設が始まる
○1962年10月
キューバ危機
○1963年8月
キング牧師(1950年代より人種差別に対する公民権運動を指導)ワシントン大行進にて演説
○同年11月
ケネディ大統領暗殺
○1964年10月
キング牧師がノーベル平和賞を受賞
○1965年
アメリカ軍による北爆開始
マルコムX暗殺
第二次印パ戦争勃発
○1966年
中国で文化大革命が始まる
○1967年
第三次中東戦争勃発
○1968年4月
キング牧師暗殺
○1969年7月
アポロ11号、月面着陸


アメリカでは1950年代からのベトナムへの介入や、60年代に入って黒人の人権運動が起こっていた。白人の若者たちは物質的には恵まれていたが、何か心に足りないものを感じていたのだろうか。大きく価値観を転換させる文化を生み出す。それが反戦運動を端に発した対抗文化・カウンターカルチャーであった。

この時代、日本でも安保闘争や学生運動が盛んであった。スチューデント・パワーと呼ばれた世界的な学生運動が起こり、その共通スローガンには反ベトナム戦争が掲げられていた。

  1. 2009/03/19(木) 21:31:41|
  2. Detroit/Michigan
  3. | コメント:0

Preliminaire

イギーの新譜「Preliminaire」、amazonでは見つけられないのにHMVでは情報出てます。
5月13日、日本先行発売!おお!
さすが大手、EMIだわ。
でも、イギーでジャズって日本では売れ筋ではないと思うよ・・・

どの程度本格的かわからないけど、ジャズ風の曲を書いたことは間違いない様子。
おまけに「枯れ葉」をフランス語で歌ってるとか。
楽しみ~!

フランスの小説家・ミシェル・ウエルベック(Michel Houellebecq)の「ある島の可能性(La possibilité d'une île) 」にインスピレーションを受けて制作されたアルバムだという。
知らない作家だったので(基本的にフランス文学に興味がない)ちょっと調べたら、フランスではカルト的人気作家兼詩人で、イギーはこの人の大ファンなんだって。
「ある島の可能性」は邦題があることでわかる通り、邦訳されて角川から出版されてる。
レビュー等を読むかぎりでは、読む気がしない。
他の著作も含めて気分が悪くなりそうな内容(あくまで私の印象)。

ところで「Preliminaire」ってフランス語なんだよな。
日本語に訳すと「準備」?


イギーは以前ジャズ・アルバムに参加してフランク・シナトラの曲を歌ったことがある。
イギーのお父さんがシナトラを好きで、イギーは子供の頃からシナトラを聴いて育ったらしい。
フランク・シナトラの娘、ナンシーの「These Boots Are Made For Walking」をゆうべ聴いたばかり。日本では「にくい貴方」って言った方がわかるかも。
ナイアガラのカヴァーを聴いたら、本家も聴きたくなって。
日本人歌手もカヴァーしてるし、曲のエンディングは「うたばん」でも使われてて馴染み深い。
ナンシーはとってもチャーミング。
フェロモン系アイドルだったというのも頷ける。

Jazz A Saint-GermainBoots



  1. 2009/03/18(水) 23:32:14|
  2. Iggy Pop/The Stooges
  3. | コメント:0

RON ASHETON’S NEW ORDER

B000VXPNW6ヴィクテム・オブ・サーカムスタンス
ロン・アシュトンズ・ニュー・オーダー
ヴィヴィド・サウンド 2007-11-21

by G-Tools
Ron AshetonがIggy & The Stooges解散直後1974年に結成したバンド。拠点はLA。活動期間は2年ほど。
ベースは、Dave Alexander脱退後のThe Stoogesでベースを担当したJimmy Recca(※)。ドラムは結成当時は元Amboy DukesのK.J. Knight。すぐ元MC5のDennis Thompsonに交代。ヴォーカルはオーディションでJeff Spryに決まった。1976年にはDave Gilbertに代わっている。Dave GilbertもAmboy Dukesにわずかながらいたことがある。後にThe Stoogesにキーボードで参加したScott Thurstonも加わり、デトロイト・ロックのベテランが顔をそろえたが商業的に成功するチャンスに恵まれなかった。

デモ録音を音源にしていて、かなり音が悪い。重ね録りしてない音は、演奏や歌が粗い部分はあるがライブ感はある。そして、意外や意外ソウルフル。作曲はほとんどRonによるものらしい。Stoogesの「Fun House」はファンクやジャズの匂いがするところがカッコイイのだが、New Orderも同様で、パンクだハードロックだと簡単にジャンル分けできないオリジナリティがある。もっとバンドが続いていたら、成功していたら、どんな個性的なバンドになっていたんだろう。
リズム隊がいい味を出しているのはともかく、Ronのギターが前面に出てこないのは惜しい。2人のヴォーカリストはどちらも声にクセがあり苦手。タイプが似てる気がするのはRonの好みなのだろうか。


1970年、Dave Alexanderが酒による失態でクビになると、ローディーだったZeke Zettnerがベーシストに採用された。しかし、重症のヘロイン常習者だったZettnerは間もなく脱退(73年にオーバードーズにより死亡)。その後任がJimmy Reccaだった。Jimmyはバンドがエレクトラから解雇され、解散するまでバンドに在籍していた。
Jimmy在籍当時は、RonとJames Williamsonのツインギター体制。バンド崩壊の原因であるヘロインはマネージャーが勧めたらしい。よく‘メンバー全員’中毒だったと書かれているが、Ronは唯一ヘロインに手を出さなかった。

Ronにとってドラッグ問題はよほど苦い思い出らしく「ストレンジ・デイズ」2007年5月号のインタビューで‘The Stooges時代のイヤな思い出’としてドラッグ問題をあげている。New Orderでも2人のヴォーカリストをドラッグを理由に解雇。ロック・バンドにドラッグは付き物とはいうものの、弟を含めバンドメンバーが壊れていく様を見るのはしんどかったろうと思う。

[RON ASHETON’S NEW ORDER]の続きを読む
  1. 2009/03/09(月) 21:15:38|
  2. Detroit/Michigan
  3. | コメント:0

初ギター

FV&michael

ギターを初切り!
どなたモデルかすぐにわかるギター。直線的で楽かな、と。
ギターを主役にしようと、あえて演奏場面にしなかった。
ポジション・マークがブロック・タイプは珍しいというので、そこらへんと、フレットもなるべく忠実に。
やっぱりギターは難しいわ。線がガタガタ。

次はストラトだな~。




  1. 2009/03/05(木) 20:17:03|
  2. Illustration・Paper Cut Art・切り絵
  3. | コメント:2

THE DOGS

B00004WF5ZFed Up
Various Artists
Bacchus Archives 2000-11-14

by G-Tools
数日前に出会いたてのほやほや。「Dogsに呼ばれてしまった!!!」と思ってしまうくらい一目惚れじゃない一耳惚れ(笑)ハイエナジーで、凶暴で、煽るようなギター。ワイルドさの中に見え隠れする純真さ。これは、まさしくデトロイト・ロックの系譜。The StoogesやMC5の影響はもろ感じるが、より取っ付きやすい音になっている。

Lansing出身のバンドで結成はThe Stoogesがレコードデビューした1969年。Louren Molinaire (G, V)、Mary Kay Dryer (B)、Ron Wood (D)の3人組。
10年程の活動期間中でシングルレコードはりリースしていたもののアルバムを出す機会に恵まれなかった。これは2000年代にリリースされたシングルやライブ音源を集めた編集盤。2007年には日本が中心になってトリビュート・アルバム「Doggy Style」をリリース。これが7年越しのアルバムでなかなかおもしろそう。来日公演もあったらしい。

  1. 2009/03/01(日) 22:06:20|
  2. Detroit/Michigan
  3. | コメント:0

プロフィール

正親町さるる

Author:正親町さるる
IGGY POPや1960~70年代のアメリカ・ミシガン州のROCKが大好きです。
USガレージ・パンク、ガレージ・サイケにもハマってます。
ミュージシャンやROCKをテーマにした切り絵も描いてます。

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